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プレミアム湯田ヨーグルトをヨーグルトメーカーで量産してみた。

腸活

もっちり、すっきりで話題の「プレミアム湯田ヨーグルト」。でも、毎日食べるにはちょっとお高い。これをヨーグルトメーカーでうまく量産できないか、ということで研究しました。半額でできますよ。

プレミアム湯田ヨーグルトとは

プレミアム湯田ヨーグルトとは、岩手県にあるYUDAミルク株式会社が製造しているヨーグルトです。

YUDAミルク株式会社は1966年の設立で、23年の年商は40億円で従業員数100名の会社です。
主な取引先はコストコや成城石井なので、そちらで購入することができます。

プレミアム湯田ヨーグルトの特徴は「もっちり。すっきり」な味わいです。食べたときは濃厚で「もっちり」するヨーグルトですが、食べた後はヨーグルト特有の味が口に残らず、すっきりと次の一口も楽しめる味わいです。

また、もう一つの特徴は他のメーカーと異なり袋状のアルミのパッケージに入っていることです。

発酵温度をより一定に保ち、苦手な空気に触れないことで、乳酸菌の能力を最大限に発揮し、ほかの食品のにおい移りも防げるアルミパウチ容器の特性は「もっちり、すっきり。」を作り出すのに最適でした。
引用:YUDAミルク株式会社 公式サイト

一方、このパッケージが不評な声もあります。
・手が汚れ最後まで食べきれない。もったいない。どうにかして欲しい。

対策としてパッケージをリニューアルしています。現行品より1cm低く、取り出し口が大きく開き、スプーンですくいやすくしたとのことです。

湯田ヨーグルトを食べてみた

蓋を開けたところ

 

もっちりというとカスピ海ヨーグルトをイメージします。でも湯田ヨーグルトはカスピ海ヨーグルトほど「もっちり」していません。いやむしろカスピ海ヨーグルトは「ねっとり」なので、「もっちり」という表現はぴったりかもしれません。

そして「すっきり」。なるほど、ねばっとする感じはないのでこれまた「すっきり」という表現がぴったりきます。

食べてみてもまさに「もっちり・すっきり」です。カスピ海ヨーグルトにはないほんのわずかに酸味もあります。とてもおいしいです。

それと課題のあるパッケージですが、改良はされているとはいえ、確かに量が少なくなると手が汚れてしまいます。これはどうしようもないですね。

ヨーグルトメーカーで湯田ヨーグルトをつくる

ヨーグルトメーカーで湯田ヨーグルトを量産してみます。
3つの観点で最適なものを考慮します。「もっちり
①使っている菌はなにか
②素材となる牛乳の成分はなにに気をつけるのか
③ヨーグルトメーカーの温度と時間は

①使っている菌は?

①サーモフィルス菌
②ブルガリクス菌
③ビフィズス菌

この組み合わせですが、菌の割合はわかりませんがビヒダスに近いです。
2種類の乳酸菌とビフィズス菌をヨーグルトからとることで腸内フローラのバランスの改善につながります。

②使うべき牛乳は?

ここで重要な要素になる牛乳の選定です。
湯田ヨーグルトと一般的なヨーグルトの代表として明治ブルガリアと森永ビヒダスの成分を比較してみます。いずれもプレーンタイプの比較です。

以下の表のとおり大きく異なるところは、「脂質」の量です。

100gあたり 湯田ヨーグルト 明治
ブルガリア
森永
ビヒダス
エネルギー 83 kcal 62kcal 65kcal
たんぱく質 3.3 g 3.4 g 3.7g
脂質 5.7 g 3.0 g 3.1g
炭水化物 4.5 g 5.3 g 5.5g
食塩相当量 0.1 g 0.13g 0.13g
カルシウム 117 mg 109 mg 120mg

湯田ヨーグルトは脂質が多いです。これが「もっちり」の秘密です。
つまり、使うべき牛乳は脂肪分の多い牛乳ということになります。

スーパーで脂質の多い牛乳を探したところ、「タカナシ北海道4.0牛乳」を見つけました。

200mlあたり8.5gなので、÷2とすると100mlあたり4.25gです。湯田ヨーグルトの5.7gにはかないませんが、ブルガリアヨーグルトの3.0gよりは大幅に増加します。

湯田ヨーグルトは100mlあたり脂質5.7gと多いのですが、そのような牛乳は存在しません。なぜこんなに脂質が高いのかとラベルをよく見ると、「生クリーム入り」の表示があります。

この生クリームの有無が違いにどう効いてくるかですが、今回はコストも考えて生クリームなしで量産してみます。

③ヨーグルトメーカの温度と時間は?

続いてはヨーグルトメーカの設定温度とタイマの時間です。ヨーグルトメーカの自動の設定の温度は42℃8時間です。おそらくサーモフィルス菌とブルガリクス菌の場合ですとヨーグルトはできます。

しかしビフィズス菌の場合、37から40℃と低めで長時間のほうが繁殖します。
そこで今回は38℃12時間で設定します。これを間違えると、ちょうどいい酸味ができません。

④作ってみよう!

ではヨーグルトメーカーで作っていきましょう。

準備するものです。
1.種菌になるプレミアム湯田ヨーグルト
2.ヨーグルトメーカー(温度設定が自由にできるもの)
3.脂肪分の多い牛乳(タカナシ北海道4.0牛乳)

作り方
①牛乳から種菌分100mlを取り除きます。
②牛乳へ湯田ヨーグルトを100ml分いれ、しずかにかき混ぜます。

③温度設定は38℃12時間です。

12時間後、完成です。

完成!比べてみた。

では実食です。
違いを明確にするために、交互に食べてみます。左がオリジナルで右がヨーグルトメーカーで作ったものです。

見た目は違いが全く分かりません。

ヨーグルトメーカーで作ったものを食べてみます。もう、オリジナルとの違いがわかりません。
もっちり感といい、後味のすっきり感、そしてわずかな酸味も再現されています。

やはり、普通の牛乳よりも脂肪分が多いことが再現につながっているようです。

一口づつ食べ比べて、ようやくオリジナルのほうがややもっちりするな、ということがわかる程度。それぞれを単独で食べたら全く判断がつきません。わたしの家族にもブラインドテストしましたが、同じ感想でした。

コスパです。
①プレミアム湯田ヨーグルト800gの価格は税込み780円

②量産したヨーグルトです。
【内訳】
牛乳(タカナシ北海道4.0牛乳)1000mlで税込み354円で100gあたり35.4円です。
種菌のプレミアム湯田ヨーグルト100gあたり97.5円
牛乳分(35.4円*900ml)+種菌分(100g 97.5円)で合計1000mlで416.1円なので800g分で332.9円です。

なんと半額以下で量産できちゃいます!

量産するにはこちらのヨーグルトメーカーがおすすめです。

アイリスオーヤマのヨーグルトメーカーで迷ったら、こちらの記事を参照ください。

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まとめと注意点

最後にまとめです。プレミアム湯田ヨーグルト量産のポイントです。

1.菌は一般的なヨーグルトに使われている菌なので、簡単にヨーグルトメーカーでできます。
2.温度は48℃、時間は12時間
3.すっきり、もっちりにするには、使用する牛乳(高脂質)の選定が重要です。

この通りやってもらえれば、簡単にできます。

ここで注意点です。
ボディメイクが目的なら、脂肪が多いヨーグルトは不適切です。ご注意ください。
逆にボディメイクを重視するならば、脂肪ゼロでたんぱく質の多いオイコスを量産したほうがいいでしょう。以下にて実現しています。ご参照ください。

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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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