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高たんぱく低糖質の「ナチュレ 恵 megumi 植物生まれ」はおいしくないのか?どんな味?

腸活

雪印メグミルクから「ナチュレ恵megumi植物生まれ」が発売されました。見た目は「ナチュレ恵megumiヨーグルト」の色違いですが、「ヨーグルト」ではなくえんどう豆からできている「発酵えんどう豆食品(生菓子)」です。「ナチュレ恵megumiヨーグルト脂肪0」よりも、低カロリーで高たんぱく低糖質という優れもの。

これが美味しかったら、ヨーグルトに代わってこちらを毎日食べた方がいいかも。実際、成分がどれほど違うのか、肝心の味は美味しいのか調べてみました。

「ナチュレ恵megumi植物生まれ」は雪印メグミルクが2024年3月26日新発売したプラントベースフードです。新ブランド『Plant Label』を立ち上げ新商品4品を発売しています。

ナチュレ 恵 megumi 植物生まれ 400g』、『雪印メグミルク 恵 megumi ガセリ菌SP株 植物生まれ 100g』、『Plant Label Pea Drink 200ml』、『Plant Label Oat Drink 200ml』の4種類です。

「ナチュレ恵megumi植物生まれ」最大の特徴は牛乳ではなく、豆乳でもなく「えんどう豆」由来の原料を使用していることです。「えんどう豆」は、低脂質であり、たんぱく質や食物繊維が豊富で栄養面にも優れた素材です。

ドリンクタイプもあるんですね。

ではプラントベースフードとは何なのでしょうか?

プラントベースフードとは、植物由来の原材料を主に使用した食品です。多様化する食のニーズや、世界的な人口増加などで食の安定需給が求められるなか、食の持続性という社会課題に対する新たな選択肢として注目されています。

引用:雪印メグミルクがプラントベースフード参入! (meg-snow.com)

これからは多様性・SDGSの時代なので、いろんな種類の食べ物が増えていきそうです。

 

原材料・栄養成分の違い

続いては原材料です。えんどう豆たんぱく質が主成分です。砂糖と香料が入っているのが気になりますが、人工甘味料は入っていないようです。

原材料名
えんどう豆たんぱく質(フランス製造)、マルトデキストリン、食物繊維(イヌリン)、砂糖、乳製品/香料、(一部に乳成分を含む)

栄養成分を「ナチュレ恵megumi脂肪ゼロ」と「マルサン豆乳グルト」と比較してみましょう。

100g
あたり
製品名 ナチュレ 恵 megumi 植物生まれ ナチュレ 恵 megumi 脂肪ゼロ マルサン
豆乳グルト
エネルギー 37kcal 46kcal 45kcal
たんぱく質 4.2g 3.9g 3.5g
脂質 0.5g 0g 2.7g
飽和脂肪酸 0.1g 不明 0.3g
コレステロール 0mg 不明 0mg
炭水化物 4.7g 7.0g 1.6g
糖質 3.3g 7.0g 不明
食物繊維 1.4g 0g 不明
食塩相当量 0.14g 0.14g 0g
カルシウム 不明 140mg 不明

比較してみるとわかるのですが、脂肪ゼロタイプと比較し非常に優位点が多いです。
1.カロリーが低い
2.高たんぱくである
3.食物繊維が入っている

これは、味さえおいしければ「買い」ではないでしょうか!

なぜえんどう豆?

ところで、なぜえんどう豆という植物性の原材料を選んだのでしょうか。ここにはメーカーの戦略が見てとれます。

①えんどう豆は低環境負荷
えんどう豆はアレルギー表示28品目の対象外というだけでなく、生産過程で使用する水の量やCo2が大豆やアーモンドよりも少なくて済みます。乳製品との相性もいいという事で選択されたようです。

②豆乳を原料としたヨーグルトとの差別化
植物性のヨーグルトといえば、豆乳すなわち大豆を原料としたヨーグルトです。この分野では豆乳グルト、ソイビオなどすでに市場に浸透しています。同じ豆乳原料ヨーグルトとして市場参入するのではなく、えんどう豆という他のメーカーにない素材で勝負したのではないでしょうか。
さらに、他のメーカーが植物性乳酸菌なのに対し、自社の技術で培ったダイエットに効果のある菌で差別化するというところでしょう。

健康志向の消費者ニーズの高まりや、牛乳を飲めない乳糖不耐性の層にむけて、従来の大豆からえんどう豆に選択肢をひろげたのは狙いとしては面白いのではないでしょうか。

 

味はおいしいの?

問題の味です。実際に食べてみました。

普通のヨーグルトに比べると、ちょっとグレーがかった色味です。滑らかというよりも、寒天が入っているような切り口です。

肝心な味ですが、メグミルクさん、よく頑張ったと思います。豆乳ヨーグルトもかなり進化していますが、やはり独特の豆のクセがあります。その豆乳ヨーグルトに近いですが、豆乳ヨーグルトよりも食べやすくマイルドにしています。

豆乳ヨーグルトに食べなれた方には、全く問題ない味でしょう。食べなれていない方でも、豆乳ヨーグルトよりもなじみやすいかもしれません。

100g中たんぱく質が4.2gということは、200gで8.4gです。これをオイコスのようにギリシャヨーグルトにしたら、100gでたんぱく質8.4gの「えんどう豆オイコス」が出来上がります。

使った水切り用の調理器具はこれです。

1時間半後に水切りヨーグルトができました。ヨーグルトの水切りの場合、できた液体はホエイといいいますが、えんどう豆の場合はなんというのでしょうか?

ねっちりとしたえんどう豆のギリシャヨーグルトです。スプーンをひっくり返しても落ちてこないくらいにねっとりとしています。
まあ、食べにくくなるのであまりやる必要はないかな、、と思います。

メグミルクさんも、食べ方に工夫をしないとしんどいと思っているのでしょうか。以下のサイトでアレンジレシピを紹介できます。ポテトサラダやパスタもあって、美味しそうです。

管理栄養士監修!ナチュレ 恵 megumi 植物生まれ レシピ | ハロー、やさしい植・生活|Plant Label(プラントラベル)|雪印メグミルク株式会社 (meg-snow.com)

まとめ

まとめです。
1.環境に優しい「えんどう豆」を使ったヨーグルト風のお菓子。これからの時代はこれ。
2.味は豆乳ヨーグルトよりはおいしい。アレンジレシピで工夫すれば十分受け入れ可能では?

脂肪ゼロタイプのヨーグルトよりも、低カロリー・高たんぱくです。
これは買いではないでしょうか。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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