これからの季節、ダイエットしていてもアイスが食べたい!脂肪ゼロでヘルシーなアイスは作れないか?そんなときオイコスを凍らせるとアイスになるという情報を得ました。であれば、オイコスを量産してアイスも作ってしまおう!ということで自作でオイコスアイスを作ってみました。
1.オイコスをヨーグルトメーカーで量産する。
オイコスアイスを作るために、最初にオイコスを作ります。アイリスオーヤマのヨーグルトメーカーで量産します。以下が材料です。
今回はオイコスブルーベリー味のアイスを量産しますので、種菌はオイコスブルーベリー味を使います。イオンで買うと1個160円くらいです。
牛乳です。今回使うのはたんぱく質が200mlで10gはいっている「森永のおいしい高たんぱく脂肪0」です。正確には加工乳ですが、脂肪ゼロでダイエットには最適です。
作り方①種菌準備
種菌にするオイコスブルーベリー味のフタを開けて、そこの方に沈んでいるブルーベリーソースを全体に行きわたるように混ぜます。
作り方②種菌投入
種菌を投入する分の100mlを取り除いた牛乳(加工乳)に、種菌のオイコスブルーベリー味113mlを投入します。
作り方③混ぜる
よくかき混ぜます。オリジナルのオイコス約1に対し牛乳(加工乳)約9のヨーグルトの元ができます。
作り方④ヨーグルトメーカーのスイッチON
アイリスオーヤマのヨーグルトメーカーのオートメニューのスイッチを押します。オートメニューは42℃で9時間の設定になっています。
今回使用したヨーグルトメーカーはこちらです。圧倒的にコスパがいいおススメです。
9時間後にアイコスの元になるヨーグルトができます。味はオイコスブルーベリー味を10倍薄めたものになります。
作り方⑤水切りヨーグルトにする
続いてヨーグルトの水分を抜いてギリシャヨーグルトにします。今回は、曙産業の「クイック水切りヨーグルト」を使用します。もちろん、この器具がなくても水切りヨーグルトはできますが、これにより短時間で水切りヨーグルトができます。
先ほど作ったオイコスヨーグルトの素である約1000mlのうち、約半分の450mlを「クイック水切りヨーグルト」に入れてフタをします。
作り方⑥水切りで置いておく
1時間30分ほど置いておきます。だんだんと水分である「ホエイ」が溜まってきます。
こんなに水分(ホエイ)が溜まります。
作り方⑦ギリシャヨーグルト完成
水分の「ホエイ」が抜けてアイコスの量産タイプ約220gが完成です。だいたいアイコスオリジナルの2個分です。
「クイック水切りヨーグルト」の詳しい使い方は以下をご参照ください。

2.オイコスアイスを作る
続いては、出来上がったアイコスをアイスにします。比較するためにオリジナルのブルーベリーのアイコスもアイスにします。オイコスのオリジナルの方はブルーベリーソースが下に溜まっていますので、いったん混ぜます。
作り方①冷凍庫へ
再度フタをしめて、オイコスのオリジナルと量産オイコスを同時に冷凍庫へ入れます。
5時間放置したらカチカチでした。どちらもスプーンでは歯が立ちません。普通のアイスでは考えられない固さ。オリジナルも量産タイプも固さでは変わらなかったです。
作り方②溶かす
カチカチすぎるので、600Wで15秒レンチンします。かき混ぜれば、いい感じに柔らかくなります。オリジナルの方のオイコスアイスはこれで完成です。
作り方③味付け
一方の量産タイプですが、味付けのための冷凍ブルーベリー15粒程度を電子レンジで解凍して混ぜます。ブルーベリーは抗酸化作用もあり、また繊維質も多いのでダイエットには効果的です。甘みが欲しい方は乳酸菌の増加に役立つオリゴ糖を足してもいいかと思います。
何度かかき混ぜたら完成です!ブルーベリーの色が濃いので、見事な紫色になります。
3.オリジナルと量産品の比較
では完成した量産オイコスアイスと、オリジナルを凍らせたオイコスアイスを比較してみましょう。
①味
問題の味です。まずはオリジナル。もとのオイコスブルーベリー味はちょっと人工的で濃いめな味がするんですが、アイスにするとちょうどいい甘味に感じます。これは人間の舌の甘味を感じる受容体が体温近くで活性化するためであり、冷たくすることで濃さがちょうどよく感じるようになるためと思われます。
一方の量産オイコスアイスですが、ブルーベリーを入れましたが圧倒的に甘みが足りないです。これは酸味は温度が低くても感じ方は同じなため、フルーツ本来の「ほんのり感じる甘さ」を冷たさによって感じにくくなっているからです。
結果としては、オリジナルのアイコスが圧倒的においしかったです。
もし量産アイコスに甘さを足すのであれば、善玉菌のエサになるオリゴ糖がいいでしょう。オリゴ糖は白砂糖のGI値の1/10であり、急激な血糖値上昇を防ぐことができます。
ただし、どちらも脂肪分がゼロなのでトロっとした感じはなく、むしろもっさりして食べにくさを感じました。これは、なんとも言えない食感。ちょっと溶かした感じであれば、わざわざ凍らせずにオイコスとしてそのまま食べたほうが、トロっとして食べやすいように思いました。
②コスト
アイコスのブルーベリー味を種菌にして、900mlの牛乳に投入します。200mlで1個分のアイコスができますので、アイコス1個から4個分のアイコスが量産できたことになります。
アイコスのオリジナルは1個160円です。もし5つ買ったら160円*5=800円です。
一方、量産の場合、種菌アイコス1個160円に牛乳1本200円で合計5個分で360円です。1個あたり72円です。
さらにアイコスを種菌にしなかった場合はさらにお得です。アイコスに入っている乳酸菌は通常のヨーグルトに入っているものと同じです。ですから種菌は400mlで130円程度のメグミルク ガセリ菌SP株ヨーグルトなどを使えば1個当たり約50円でできちゃいます。自作は圧倒的にコスパがいいですね。
アイコスを安く量産した詳しい内容は以下となります。凍らせないとフルーツ本来の甘みも感じられ、オリジナルよりもおいしいと思います。

4.まとめ
まとめです。
①オイコスオリジナルアイスは、ちょっと人工的な甘さがあるが、溶けかけてくるとちょうどいいい甘さを感じて美味しい。そして凍らせるだけなので作るのも簡単。
②一方、量産オイコスアイスは、凍らせる前の量産アイコスよりも甘みを感じにくいので、オリゴ糖などで甘み調節が必要。作り方もヨーグルト→ギリシャヨーグルト→凍らせる(ちょっと溶かす)→アイスへ味付けと工程が多くて面倒。 ただしコスパは1/3くらいで作れる。
③どちらも、脂肪分がないので普通のバニラアイスのようにトロっとした感じにはなりにくく、もっさり感がある。もはや凍らせない方が美味しいのでは?
④たんぱく質が多く、脂肪ゼロなものがいいのであれば水切りヨーグルト(ギリシャヨーグルト)にしてオイコス化しなくても、高たんぱくゼロ脂肪ヨーグルトのままで食べても冷たくておいしい。
結局ヨーグルトのまま食べるのが一番!と元も子もない結果になっちゃいました。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。