ヨーグルトを毎日食べているので、変化を求めたくなります。とくにヨーグルトって朝食には合いますが夕食には合いません。もしクリームチーズみたいになったら、夕食のサラダなどに使えそう。ギリシャヨーグルトこと水切りヨーグルトってどうなんだろうか。そこで日経新聞に掲載されていた「曙産業 クイック水切りヨーグルト」を試してみました。
1.曙産業 クイック水切りヨーグルト
株式会社曙産業は新潟県燕市にあるプラスチックの総合メーカーです。燕三条といえば世界有数の金物の街。曙産業も創業時は研磨業を業務としていたようです。現在はプラスチック成型のアイデア商品を販売しており、最近ですと日本テレビのヒルナンデスで「お寿司製造機 とびだせお寿司」が紹介されたりしています。
そんな曙産業の商品が2021年5月24日 日本経済新聞の「NIKKEIプラス1 お役立ちグッズ」のコーナーで紹介されていました。それが「クイック水切りヨーグルト」です。
パッケージには、「QUICK MIZUKIRI YOGURT」の文字が。「HARAKIRI(腹切り)」みたいにグローバルで通用する単語なのでしょうか?英語だとDrained。いやまて、ヨーグルトメーカーではなく、ヨーグルトなのかいwwと軽く突っ込み。
クリームチーズみたいな写真が掲載されています。これがほんとにできるのでしょうか?
箱の横面には中に入っているものが記載されています。
実際のものがこちら。左上の「内容器」と左下の「押し部品」には、膜状のフィルターがついています。これが水だけを通すポイントですね。
以下が取説です。仕組みはいたってシンプル。ヨーグルトをばねの付いた容器で上からぎゅっと押し込み、薄いフィルター状の膜をとおして、水分だけ下の外容器に落とすというものです。
押し出された水分がホエイ。「押し部品」と「外容器」に溜まります。400gのヨーグルトで、200mlのホエイが抜けます。つまり、ヨーグルトとしては半分の容量になるわけです。
2.水切りヨーグルトを作ってみました。
水切りヨーグルトを作ってみます。水切りヨーグルトはコーヒーフィルタを使えば、できますが一晩かかります。また、電子レンジを使う時短方法もありますが、温めることで菌を殺してしまったりして、いまいち。ここで、この製品の価値が出ます。
今回はヨーグルトメーカーで増産したヨーグルトを使っています。まずは、本体にヨーグルトを投入します。このとき、メモリがないのでどれくらいの量が入ったのかわかりません。取説には400mlまで可能と書かれています。正確でなくても目安になるので、内側にメモリがあるとありがたいなと感じました。
横から見た状態です。容器が半透明なので、入っている状態を確認できます。右下の「押し容器」を本体に入れ、ばねの付いたフタで上から押し付けるように閉めます。
これがフタを閉めた状態です。すぐにぽたぽたと水分である「ホエイ」が溜まりだします。このまま1時間ほど放置します。
1時間後、フタを外し「押し容器」を引っ張り上げます。このときに、「押し容器」に指が引っ掛かる突起がなにもないので、つかみにくいんです。ここは曙産業さんに改良をお願いしたいところです。
これが溜まった「ホエイ」です。1時間でもこんなに取れます。「ホエイ」は栄養があるので捨ててはもったいないです。「ホエイ」には必須アミノ酸であるBCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)が含まれています。BCAAはエネルギーを生みだす源になるだけではなく、筋肉の疲労を回復に導く効果も期待できます。スープに入れたり、ラッシーを作ってもいでしょう。
いやいや「ホエイ」の栄養を考えたら、もはや水切りヨーグルトにする必要あるのかと思っちゃいますね。
完成です。完全なる水切りヨーグルトができました。スプーンを逆さまにしても、落っこちてきません。見た目はクリームチーズのようです。ただし、食べてみるとちょっと酸味があります。食感はクリームチーズなのですが、味はチーズとは違うかなという感じです。きっと使うヨーグルトによっても味は変わるのでしょう。
オードブル風とデザート風の2種類にアレンジしてみました。クラッカーの上に生ハムをのせればちょっとしたワインのお供になります。クラッカーの上にキウイをのせてはちみつをかけたら、デザート風になりました。
ボディメイクしている方々に人気のオイコス。「クイック水切りヨーグルト」を使って増産してみました。↓
いろいろとアレンジで楽しめそうな水切りヨーグルト。また、ヨーグルトを変えて試してみたいと思います。これが今回試した「クイック水切りヨーグルト」です。最安値を以下のリンク先で調べることができます。興味のある方は、ぜひともお試しあれ。