2023年12月19日放送のカズレーザーと学ぶで、「最新研究で判明!最強食品カレーの正体」が放送されました。ターメリックに含まれる「クルクミン」に若返り効果効能が期待されます。
ただし、市販のサプリメントを飲めばいいというわけでもなさそうです。クルクミンの効果を得るための「高吸収クルクミン」について調べてみました。
クルクミンの効能
日テレ「カズレーザーと学ぶ」2023 年12月19日の放送で、カレーに含まれるクルクミンの効果について最近の研究でとんでもない効能が判明したとのこと。
解説してくれるのは薬学研究のエキスパート 京都大学の掛谷秀昭教授です。
ウコン(ターメリック)の約5%に含まれているクルクミン。
効能をまとめますと以下の通りです。
1.認知症・アルツハイマーの予防
2.歯周病予防・口臭の予防
3.糖尿病・動脈硬化
4.中性脂肪の減少
5.腸内環境の向上
6.がんの抑制
7.PM2.5による炎症の抑制
例えばクルクミン摂取による体形変化のテストでは、以下の効果があったようです。
30日間 | 60日間 | |
体重減少率 | 1.88% | 4.91% |
体脂肪減少率 | 0.78% | 9.06% |
ウエストサイズ減少率 | 2.36% | 6.38% |
BMI減少率 | 2.10% | 8.40% |
また、カレーと認知症の発生率ではシンガポールの60歳以上高齢者1000人を調査したところ、カレーを月1回食べる人と、全く食べない人で食べる人の発症率が35%も下がったという調査結果もあります。
さらにPM2.5による炎症抑制も期待できます。
PM2.5とは粒子が2.5μm以下の大気汚染物質で、肺の奥に入って細胞を傷つけ、酸化ストレスなどで炎症を起こします。これをクルクミンが抑制します。
これはクルクミンだけでなく、カレーに入っているクローブ、コリアンダー、桂皮にも同じような効果があります。
がんの抑制にも効果があります。ターメリックを熱すると胃がんの抑制効果が5倍になったというデータもあります。
ではカレー以外で効果を得ることはできないのでしょうか。
番組ではカレーに関する世界の食品を紹介していました。もちろんこちらでもOKです。
料理名 | 国名 | 特徴 |
カリーブルスト | ドイツ | 軽く焼いたソーセージに、ケチャップとカレー粉で作ったカレーソースをまぶすだけのシンプルな料理 |
ラクサ | シンガポール | ガランガルやターメリックなどの香辛料が効いた東南アジアの麺料理 |
サテ | インドネシア | ひと口サイズにカットした肉を香辛料のきいた甘辛いソースに漬け込み炭火で焼いた串焼き料理 |
ケジャリー | イギリス | ほぐした魚の身(伝統的にコダラの燻製)、炊いた米、パセリ、ゆで卵、カレー粉、バターもしくはクリームを加えて作る。 |
ボボティー | 南アフリカ | お肉に野菜、スパイスも加え、ドライフルーツやナッツを混ぜ合わせて耐熱容器に敷き詰めて、卵を流し入れてオーブンで焼く。 スパイシーなミートローフ |
カレーパン | 日本 | おなじみのパンですね。日本にはカレー南蛮なんてのもあります。 |
高吸収クルクミンとは?
カレーって脂っこいイメージです。食べ続けたら太りそうです。そしてその摂取するクルクミンの量が問題ともいってました。特にがん細胞に効かせようと思うと、カレーだと1回に数百杯も必要とのことです。これは無理!
となるとカレーを食べるというよりも、効率よくクルクミンを摂取した方がいいということになります。
しかしながらクルクミンは吸収率が悪いため、世界の研究機関が体内に吸収しやすくする方法を開発中です。京都大学では、クルクミンを注射剤にかえた抗がん剤を開発しています。
では高吸収のクルクミンサプリメントはないのでしょうか。あります。
京都大学の掛谷秀昭教授いわく、クルクミンには様々なサプリメントが販売されていますが、京都大学が共同研究しているサプリメントが世界一吸収率が高いということです。口から摂取するのに比較し100倍以上吸収率がよく、日本ビタミン学会の学会誌にも掲載されています。
京都大学の高吸収クルクミンサプリメントとは?
探してみました。
ありました。これです。↓
CannaTech 高吸収型 クルクミン サプリメント 62粒 (225mg/粒) 正規品 赤ウコン クルクルージュ 1ヶ月分 京都大学発 セラバイオファーマ社製
4週間摂取した臨床試験では、体の炎症を抑えるカギとなる好中球/リンパ球比が大きく改善しました。炎症は万病のもと。オランダの大規模疫学研究との比較では、この値が15歳程度若返るという結果になったそうです。
また、こんな記事を見つけました。
セラバイオファーマでは、京都大学との共同研究で、クルクミンフリー体のバイオアベイラビリティを画期的に改善した抱合体を人工的に合成し、体内で初めて有効成分のクルクミンに変化するという水溶性プロドラッグ型クルクミンCMG(クルクミンモノグルクロニド)を用いた注射剤を開発しています。血中での有効成分を従来の約1,000~10,000倍に高めることを実現し、抗がん剤として、また感染症が重症化する要因であるサイトカインストームの予防・治療効果において、in vivoでの試験で素晴らしい有効性を証明しています。
京都大学と共同研究と記載がありますね。ということで、セラバイオファーマ社の高吸収型 クルクミン サプリメント クルクルージュが番組で言っていた高吸収クルクミンで間違いなさそうです。
出演者の元乃木坂46の生駒さんは、偶然にもお母さんに勧められて飲んでいたようで、体調の良さを実感されていました。
効果的な食べ方
がんに効かせようと思うと大量なカレーが必要ですが、これはがんのお話。前述の通りカレー自体にも認知症やPM2.5に効果があります。またカレーに入っているスパイスのカルダモン・クミンはインフルエンザの感染抑制に効果があります。
では、カレーをおいしく効果的に食べるにはどうしたらいいのでしょうか。
それは麦ご飯カレーです。水溶性食物繊維とともに食べることで、腸活にいいですし、炭水化物や糖質が多すぎるのでナンなどよりは、急激な上昇を抑えられます。
日本人は年間79回もカレーを食べるらしいです。そんなカレー好きな民族ですが、カレーだけで効果的な成分をとるのは難しいです。でもカレーを選ぶ理由が美味しいだけじゃないと思えば、美味しく食べられそうですね。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。