ダイエットに効果あり?短鎖脂肪酸ヨーグルトBifixをヨーグルトメーカーで作ってみました。

ダイエット

日テレの仰天ニュースで、カカオを1年間食べ続けたら大食いしても太らない体質に変化したという内容が放送されました。なんと20kg痩せて、大食いをしてもそのままの状態をキープ!その理由は、カカオによって増える短鎖脂肪酸の効果とのこと。

そこで、以下を調べてみました。
1.痩せた体形をキープしたのは、いったいどんな仕組みなのか?
2.カカオ以外にも短鎖脂肪酸生成に効果のある食べ物はヨーグルト?
3.短鎖脂肪酸を増やすヨーグルトを作ってみました。

1.日テレ仰天ニュースで放送された「太りにくい体質」とは

2023年8月8日に日本テレビの「仰天ニュース」にて、「大食いで太らない女子の巨大胃袋を調査&太る体質変わる?カカオ?」という内容が放送されました。

64kgの女性が1年間で44kgと、20kgのダイエットに成功したというものです。

そのダイエットの方法はこちら。
①朝起きたら、何も食べずに1時間のジョギング
②お昼は塩分を摂り過ぎないようにしたお刺身
③夜は塩分を落としてから焼いた魚の干物だけ
④就寝前にカカオ100%のココアパウダーを食べる

ここで注目すべきは、その後リバウンドせず、とくにダイエットせず、それどころか大食いをしても44kgをキープしているということです。

これはなぜなのか。慶應義塾大学 先端生命科学研究所の福田真嗣特任教授が解説してくれました。

①彼女の腸内細菌はロゼブリアやブラウディアが多い。ブラウディアは通常の1.5倍あった。
②これらの菌は短鎖脂肪酸を作る。
③カカオを食べるとブラウディアが増え、短鎖脂肪酸が増える。
④カカオを1年間食べ続けた結果、短鎖脂肪酸の多い腸内環境へ変わったのかもしれない。

 

ココアパウダーの原料であるカカオには食物繊維が豊富で糖や脂質を伴って排泄させるため、それらの吸収を緩やかにする効果があります。しかしカカオの直接的な効果だけでなく、短鎖脂肪酸が増える腸内環境に変わってしまった結果、太りにくい体質に変化したのかもという事でした。

ただし、「腸内環境は個人によって異なるため同じ結果になるかわからない、またカフェインにも注意」ともいわれていました。

とはいえ、興味のある内容です。

いったい短鎖脂肪酸ってなんなのでしょうか?

2.短鎖脂肪酸が増える食べ物はカカオとヨーグルト

どうやら短鎖脂肪酸を増やせば、ダイエットにはよさそうです。
でも、番組では短鎖脂肪酸の効果については触れなかったので、その効果について調べてみました。

短鎖脂肪酸の役割です。
1.腸内を弱酸性に保って悪玉菌の活動を抑制する。
2.大腸のぜん動運動を促進して便通を良好にする。
3.殺菌・抗炎症作用とともに腸のバリア機能を高める。
など。

短鎖脂肪酸によって悪玉菌が減って便通が改善するので、ダイエットに効果があるということです。

カカオを食べると腸内細菌のブラウディアが増え、ブラウディアが短鎖脂肪酸が増やす。そのためには砂糖が入っていない純ココアがいいでしょう。

では、ココア以外には短鎖脂肪酸を増やす食べ物はないのでしょうか?

ビフィズス菌と水溶性食物繊維の入っているヨーグルトがいいようです。

 

3.短鎖脂肪酸が増えるグリコBifixを食べてみた

では、短鎖脂肪酸が増えるヨーグルトとはなんなのでしょうか?
どうやら、グリコBifixは短鎖脂肪酸が増えることをセールスポイントにしているようです。

ラベルにも書いてあります。

では、どんな成分が短鎖脂肪酸を増やすのでしょうか。
ポイントは2つです。
①ビフィズス菌
②水溶性食物繊維

ビフィズス菌は大腸に住みつき、代謝物として乳酸と短鎖脂肪酸を作り出します。一方、乳酸菌は小腸に住みつき、代謝物として乳酸を作り出します。
水溶性食物繊維は、腸内細菌に短鎖脂肪酸を作らせる(発酵させる)エサとなります。

グリコBifixヨーグルトには、ビフィズス菌BifiXが使われています。

乳酸菌(ブルガリカス菌、サーモフィラス菌)とビフィズス菌BifiX(正式名;B.lactis( ビフィドバクテリウム・ラクティス )GCL2505株)が入っています。

ビフィズス菌BifiXは、Glicoが保有するおよそ1万種類の菌株の中から見つけ出した健康なヒト由来のGlico独自のビフィズス菌です。生きて腸まで届き、おなかで増えることが特徴です。
引用:【BifiX(ビフィックス)】ヨーグルトには、どのような菌が入っていますか (glico.com)

このビフィズス菌BifiXは、乳酸菌よりも腸内での短鎖脂肪酸の量を増やす効果があります。

また、水溶性食物繊維イヌリンが入っています。100gあたりで1.8gの食物繊維です。

 

ただし、ゼラチンや寒天も含まれていますので、食物繊維1.8gのすべてがイヌリンではないと思われます。

人工甘味料のスクラロースと、アセスルファムKが使われているのはいただけないですね。
この点でも自作した方がよさそうです。

4.ビフィズス菌+水溶性食物繊維のヨーグルトを作ってみた

では、この短鎖脂肪酸を生成するヨーグルトをヨーグルトメーカーで量産してみます。

前述のとおりポイントは2つです。
ポイント1:ビフィズス菌を使っていること
ポイント2:水溶性食物繊維が入っていること

①ヨーグルトメーカーでビフィズス菌Bifixを種菌にして、Bifixを量産します。
牛乳へ種菌を投入します。牛乳はたんぱく質が多いものを使った方が、しかっりと固まります。

 

②ここでポイントです。ビフィズス菌は酸素に弱いので、あまり勢いよく混ぜないようにします。混ぜられないので、一回のスプーンですくう量も少なめにしましょう。

ちなみに参考情報ですが、できるだけ酸素に触れないようにして、ビフィズス菌のヨーグルトを量産した例はこちらです。

酸素に弱いビフィズス菌ビヒダスをヨーグルトメーカーで量産する方法
森永ビヒダスといえばビフィズス菌入りの代表的なヨーグルトですが、ヨーグルトメーカーで量産したいものです。でもビフィズス菌は酸素に弱いので、ヨーグルトメーカーで量産するのは難しいのです。でも、なんとかできないものか。ビフィズス菌のヨーグルトを...

 

③ヨーグルトメーカーにセットして、9時間後には完成です。


以上でポイント1のビフィズス菌を使っているヨーグルトが完成します。

今回使ったヨーグルトメーカーはアイリスオーヤマのIYM-013です。飲むヨーグルトもつくれるおススメです。最安値は以下でチェックしてみてください。

 

続いては、ポイント2の水溶性食物繊維が入っていることです。できあがったヨーグルトに水溶性食物繊維をいれます。

グリコBifixヨーグルトにはイヌリンという水溶性食物繊維が入っています。サプリでいれるのもいいですが、果物からとってみましょう。

ヨーグルトに合いそうな水溶性食物繊維の入っている食品は以下の通りです。
・オートミール100gに3.2g
・ブルーベリー100gに0.5g
・いちご100gに0.5g
・キウイフルーツ1個に0.6g
・バナナ1本に0.1g

ということで、冷凍ブルーベリーとバナナを入れてみました。ちょっと足りないので、これにオートミールをいれたら水溶性食物繊維は完ぺきです。

これでビフィズス菌Bifix+水溶性食物繊維のヨーグルトが完成です。できあがったものを種菌として繰り返し使えば、人工甘味料も気にならなくなります。朝食に摂れば、痩せやすい体質ができるかもしれません。

ただし、、、どこまでビフィズス菌が増えているのかは判断のしようがありません。酸素に弱いビフィズス菌ということなので、増えていないかもしれません。でも、そんなに酸素に弱いのであれば、パッケージを開封したらすぐに死んでしまうはずです。ある程度は増殖していると信じたいです。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

 

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