最近、よく耳にするMCTオイル。どうやら脂肪燃焼効果があるらしく注目されています。でも油を飲むのは何かイヤ。と思っていたらMCTオイル入りのヨーグルトを見つけました。これどんな味なのか、そしてヨーグルトにはどんな菌が使われているのか、そもそも自分でMCTオイル入れるよりもお得なの?ヨーグルトメーカーで作ったら?調べてみました。
①MCTオイルのダイエット効果
MCTオイルは、なぜダイエットにいいのでしょうか?
通常、人間が活動するエネルギーは糖を源にします。しかし糖が枯渇するとタンパク質や脂質をエネルギー源にします。
脂質をエネルギーにする回路をケトン体回路といいますが、MCTオイルは、このケトン体回路を働きやすくします。
糖質制限することが、ケトン体回路を活性化する条件ですが、MCTオイルを摂取すると、完全なる糖質制限でなくても脂肪を燃焼させるケトン体回路が動き出すようです。
またMCTオイルの中鎖脂肪酸は、燃焼しやすいためすぐにエネルギーに変わります。
MCTオイルは体脂肪を減らしてダイエットしたい方には、もっとも適したものと言えそうです。
②タカナシMCTオイルヨーグルトとは
そんなMCTオイルが使われているヨーグルトが「タカナシ毎日のMCTシリーズ」です。
全部で3種類あります。
個別で食べきりサイズの「毎日のMCTヨーグルト 90g (機能性表示食品)」です。加糖なのでそのままでも美味しく食べることができます。アマゾンで税込み138円です。
「毎日のMCTヨーグルト 400g」 タイプです。お好みでアレンジができるプレーンタイプなので、飽きずに毎日続けられます。無糖で機能性表示食品です。アマゾンで税込み207円です。
飲むヨーグルトではなく乳飲料の「毎日のMCT 1000ml(機能性表示食品)」です。アマゾンで税込み289円です。
③成分は?使っている種菌は?
今回は、砂糖不使用のプレーンな400gタイプと、ヨーグルトの代表として明治ブルガリアヨーグルトの成分を比較してみました。
栄養成分表示 100gあたり |
毎日のMCTヨーグルト 400g |
明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン400g |
エネルギー | 76kcal | 62kcal |
たんぱく質 | 3.7g | 3.4g |
脂質 | 4.4g | 3.0g |
炭水化物 | 5.5g | 5.3g |
食塩相当量 | 0.1g | 0.13g |
カルシウム | 110mg | 109mg |
ご覧いただきます通り、いたって普通の成分のようです。
では使われている菌は何でしょうか。お客様センタに聞いてみました。
種菌は何を使っていますか?
詳細は申し上げられませんが、一般的にヨーグルトに
使われている種菌を使用しています。
一般的な菌とは、おそらくブルガリア菌とサーモフィラス菌と思われます。以下は明治のWebサイトの引用です。
国連食糧農業機関(FAO)および世界保健機関(WHO)により設置された政府間機関が定める国際食品規格(CODEX:コーデックス)では、
「乳酸桿菌のブルガリア菌(ラクトバチルス・ブルガリカス:Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus)と乳酸球菌のサーモフィラス菌(ストレプトコッカス・サーモフィラス:Streptococcus thermophilus)の2種類で乳酸発酵しているもの」としていましたが、世界的なトレンドを受けて「あらゆる乳酸桿菌属と乳酸球菌のサーモフィラス菌」により発酵したものもヨーグルトの1種とするようになりました。
引用:ヨーグルトとは?|ヨーグルト|愛すべき乳(ミルク)|食を知る|明治の食育|株式会社 明治 (meiji.co.jp)
MCTオイルが入っていること以外は成分、種菌ともいたって普通なヨーグルトのようです。
MCTオイルはヨーグルト100mlあたり2g入っています。その中に中鎖脂肪酸1.6g(オクタン酸1.2g デカン酸0.4g)が入っています。
④1日に必要な量は?MCTは足りるのか?
ここで気になることがあります。パッケージに「100gで1日分のMCT」とあります。このヨーグルトは100ℊを食べることを推奨されていますので、2ℊのMCTオイルが取れることになります。
でも、1日の推奨量っていう人によって異なるんですよね。小さじ1杯とか5~10ℊとかいろいろ言われています。2ℊだと少ない気がします。
これもお客様センタに聞いてみました。
2ℊというのは何が根拠なのですか?
日清MCTオイルを使っていますが、
日清MCTオイルの推奨が2gです。
なんと!どこにも記載がないのですが、このヨーグルトは日清のMCTオイルを使っているんですね。その日清のMCTオイルの推奨が2gということでした。
では本当に2gを推奨しているのか、日清MCTオイルのラベルを確認してみました。
「1日小さじ半分かけるだけ」とラベルに書いてあります。
裏面を見ると「一日当たりの摂取目安 1日2g」とあります。
やっぱり1日2gでいいということですね。
⑤タカナシMCTオイルヨーグルトはお得?
では、タカナシMCTオイルヨーグルトはお得なのでしょうか。自分でヨーグルトに日清MCTオイルを入れた場合と比較してみました。
タカナシMCTオイルヨーグルトの場合
1日に100gのタカナシMCTオイルヨーグルトを食べると、400gですので4日分です。
400gで税込み207円ですので、1日分100g約52円です。
日清MCTオイルをヨーグルトに入れた場合(小瓶)
日清MCTオイル90gでアマゾンで税込み902円なので、1日2gあたり約20円です。
明治ブルガリアヨーグルト400gで税込み175円です。MCTオイル4日分80円を足すと255円になります。1日分102g約64円です。
日清MCTオイルをヨーグルトに入れた場合(大瓶)
日清MCTオイル400gでアマゾンで税込み2,850円なので、1日2gあたり14.25円です。
明治ブルガリアヨーグルト400gで税込み175円です。MCTオイル4日分57円を足すと232円になります。1日分102g約58円です。
日清MCTオイルの400mlの大瓶タイプでも、タカナシMCTオイルヨーグルトを購入した方がお得という事になります。
乳酸菌で腸活して排泄を促し、MCTオイルでケトン体を活性化して体脂肪を燃やす。タカナシMCTオイルヨーグルト最高じゃないですか!
⑥ヨーグルトメーカーで作れる?
ただし、、本当にコストを追求するのであればヨーグルトメーカーでヨーグルトを自作するという手段はあります。特別な菌ではないので、ヨーグルトを増産してMCTオイルを入れたら出来ちゃいます。
ヨーグルトメーカーでヨーグルトを作る場合、必要な材料は牛乳+種菌だけです。
牛乳が約200円、種菌がヨーグルト100mlあたりの金額50円としても、250円で1000mlのヨーグルトができます。すると100mlあたり25円のヨーグルトができます。これにMCTオイルを加えれば1日分あたり約40円となり最安値です。
さらに低脂肪のヨーグルトを量産できれば最高です。ヨーグルトメーカーを使って低脂肪のヨーグルトを作るポイントは以下の記事をご参照ください。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。