アイリスオーヤマのホームページのヨーグルトメーカーのレシピのページをみると、「飲むヨーグルト」の作り方が記載されています。そこに「作れる飲むヨーグルトは*PA-3およびガセリ菌を使用した商品以外」と書いてあることを見つけました。
なんと?ほんとに飲むヨーグルトができないの?菌が特殊なのだろうか、それとも液状にならず固まっちゃうのだろうか、何度が最適なのか、調べてみました。
結論は、ガセリ菌でも飲むヨーグルトはできます。温度は30℃ タイマ8時間です。でもアイリスオーヤマのWebサイトでおかしなことを見つけました。
アイリスオーヤマのホームページに書いてあること
材料
牛乳
飲むヨーグルト*
*PAー3およびガセリ菌を使用した商品以外
PAー3およびガセリ菌を使用した商品以外を種菌として飲むヨーグルトは作れないようです。
でもほんと?
そもそもPA-3とガセリ菌とはどんなものなのでしょうか。まずはPA-3です。PA-3を使っている商品には「明治プロビオヨーグルトPA-3」があります。
こちらは機能性表示食品で、以下の届け出がされています。尿酸値の上昇を抑制することができます。
続いては、ガセリ菌です。ガセリ菌を使っている商品は「雪印メグミルク 恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト」があります。
こちらは機能性表示食品で、以下の届け出がされています。内臓脂肪を減らす機能があります。
なぜ「*PA-3およびガセリ菌を使用した商品以外」なの?
では、なぜ「*PA-3およびガセリ菌を使用した商品以外」と書いてあるのか、アイリスオーヤマのお客様相談に聞いてみました。
なぜ、PA-3およびガセリ菌を使用した種菌では飲むヨーグルトはできないのですか?
PA-3およびガセリ菌は固まりやすいからです。
なるほど。PA-3やガセリ菌がヨーグルトメーカーで増殖しない、というわけではなく固まりやすいからなんですね。逆に言えば、高機能ヨーグルトのPA-3やガセリ菌の固形のヨーグルトは作れるかもという事になります。
固まってもいいから作ってみよう!
実際に作ってみた
では、実際に作ってみましょう。材料は牛乳と種菌にはガセリ菌の飲むヨーグルトを使いました。
アイリスオーヤマのヨーグルトメーカーIYM-013の取扱説明書には、牛乳9:種菌1とありますので、その通りに入れてみます。
牛乳パックは縦に長くて、下まで混ざりにくいので菜箸で混ぜます。菜箸は熱湯で殺菌しています。
今回使用したヨーグルトメーカーはIYM-013なので、「飲むヨーグルトモード」がついています。そのため、ためらわず飲むヨーグルトモードのスイッチを押します。
おや?ここでおかしなことに気が付きました。IYM-013の「飲むヨーグルトモード」のスイッチを押すとヨーグルトメーカー表面のLEDが8hourに。
飲むヨーグルトモードは500mlと1000mlを選べますが、選ぶところはそれだけです。
アイリスオーヤマのホームページを見ると、飲むヨーグルトモードは42℃ タイマー3時間ではないの?
本体裏面のラベルを見るとなんと温度30℃、タイマー8時間です。
このギャップは何??
ここはひとまず飲むヨーグルトモードで作ってみよう。
結果はこんな感じ。冷やして完成しました。
ちょっと薄めな飲むヨーグルトができました。ガセリ菌を使っても固まるどころか、完全に液状です。味は牛乳900mlに種菌に100ml使用なので種菌のガセリ菌飲むヨーグルトの甘味がほんのりする感じです。まあ成功といっていいでしょう。
IYM-013の取説を見ると、「30℃が基準で27℃が緩め33℃が固めになる」ようなので、お好みに応じて温度調整するのがよさそうです。
正しい温度とタイマの設定とは?
ここで先ほどの疑問に戻ります。いったい正しい温度とタイマの設定時間とはいくつだったのでしょうか。
今回、ヨーグルトメーカーIYM-013の「飲むヨーグルトモード」でつくりました。この設定は「温度30℃ タイマ8時間」です。ガセリ菌は固まりやすいので、飲むヨーグルトができないという事でしたが、見事に飲むヨーグルトが完成しました。
一方、アイリスオーヤマのホームページでは、「飲むヨーグルトモード」のない機種は「温度42℃ タイマ3時間」でつくるように書いています。
引用:レシピ|アイリスオーヤマ ヨーグルトメーカー|アイリスオーヤマ (irisohyama.co.jp)
なぜ2種類の設定を表示させているのだろう?お問い合わせ窓口に電話で聞いてみました。
なぜ、2種類の設定を表示させているのですか?
申し訳ありません。確認して後日ご連絡いたします。
後日。。。
申し訳ありません。42℃ 3時間は間違いで30℃ 8時間が正しいです。
おっと!間違いでした。正しい設定は「温度30℃ タイマ8時間」ということです。取説が正しかったですね。42℃ 3時間の表示についてはWebサイトの修正を検討するようです。
でも、ほんとに42℃ 3時間設定では飲むヨーグルトはできないの?
明治プロビオヨーグルトPA-3を種菌として、42℃ 3時間設定で飲むヨーグルトを作ってみました。
今度は牛乳400mlにプロビオPA-3を1本(約100ml)を投入。設定は42℃ タイマ3時間です。
なんと!普通に固まらず飲むヨーグルトができました。またまたちょっと薄めですが、完全なる飲むヨーグルトの完成です。
「温度42℃ タイマ3時間」も正しい設定でした。
アイリスオーヤマさん、間違いではなかったですよ。でもホームページ修正するのかな?ちょこちょこ見てみようと思います。
*後日、アイリスオーヤマのホームページは修正されていました。現在は「温度30℃ タイマ8時間」になっています。スッキリしました。
↓ここ見てください。
引用:レシピ|アイリスオーヤマ ヨーグルトメーカー|アイリスオーヤマ (irisohyama.co.jp)
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
「本品にはPA-3乳酸菌が含まれます。PA-3乳酸菌は食後の尿酸値の上昇を抑制することが報告されています。」