日々の体調を管理するのに、腸内環境を整えることは重要です。
そのためには、毎日発酵食品をとることです。
どうせとるならば、その栄養素を無駄なく効果的に取り込みたいですよね。
納豆、キムチ、ヨーグルトの栄養素を効果的に食べる方法をご紹介します。
1.腸内環境と病気の関係
腸内環境が悪くなると、様々な病気を引き起こします。
便秘だけでなく、生活習慣病にも関与します。
腸内環境が悪化し、悪玉菌が増加すると毒素が腸管内から体内に侵入してきます。
すると、身体に炎症反応が起こり、肥満や糖尿病、アレルギー、精神・神経疾患、肝炎、ガンなど様々な疾患の誘発要因となります。
では、腸内環境を整えるには、何を食べたらいいでしょう。
それは「発酵食品」です。
2.納豆の食べ方
納豆は胃酸に強いので、生きたまま腸まで届きます。
できるだけ多くの納豆菌を取り入れたいところですが、納豆菌は大豆の表面にいるので、
同じ量を食べるならば表面積の多いひきわり納豆が効果的です。
また、納豆を食べるには免疫力のアップしやすい夜の方がおすすめです。
睡眠中は発汗などで水分を失い。血液がどろどろになります。
納豆に含まれているナットウキナーゼという酵素は、血液をサラサラにします。
脳梗塞や心筋梗塞は夜にできやすいので、晩御飯に納豆を食べると10時間くらい
血液サラサラを保てるので、夜食べるのがいいです。
納豆の栄養素を効率よく取り入れるためには、「ごま油」と一緒に取るのがいいでしょう。
納豆のビタミンKは油に溶けるので、一緒に食べると体への吸収が良くなります。
ビタミンKはカルシウムが骨になるのを助けるので、骨粗しょう症になりがちな女性に特におすすめです。
また「ネギ」をいっしょに食べるとビタミンB1の吸収をあげてくれるので、ネギもおすすめです。
加えない方がいい食べ物もあります。それは「生卵」です。
私もタンパク質補給のために、いっしょに食べてますが、実はあまりよろしくないようです。
納豆に入っているビオチンというビタミンは卵のタンパク質と結合すると、身体に吸収されにくくなります。
ビオチンは免疫力をつかさどる栄養素なので、もったいないですね。
納豆に生卵を入れたい方は、卵を電子レンジで600W 40秒加熱してから加えましょう。ビオチンの吸収を妨げる白身だけが固まり、効率よく食べることができます。
またナットウキナーゼは酵素なので熱に弱く、70度以上だと活動しなくなります。
あつあつご飯にのせるのではなく、ちょっと冷めたご飯の方がよさそうです。
納豆チャーハンを作る時は、ご飯と一緒に炒めず最後に混ぜた方がいいでしょう。
ちなみに、納豆のフィルムは真横に引けば粒がつくことなくはがせます。フタを閉めたままひっぱってみてください。びっくりするぐらい簡単にはがせます。
3.ヨーグルトの食べ方
ヨーグルトも効果的に食べたいです。一緒に入れるといいのは、「ナタデココ」です。
実はナタデココはココナッツの水分にナテ菌を加えて発酵させた「発酵食品」なのです。
一緒にとることで、発酵パワーがアップ。さらに食物繊維も豊富なので整腸作用も期待されます。
また毎日同じヨーグルトを食べるより、「いろいろな種類のヨーグルト」を食べたほうがいいようです。
例えば、今日はブルガリア、明日はビフィダスなどです。多種類の菌を取り込むことにより、菌が安住せず活性化していきます。
ヨーグルトメーカーなら、たくさん作れますしコスパもいいです。
私はいつもこのヨーグルトメーカーで、明治のR-1などの高機能なヨーグルトを量産しています。使いやすくお勧めです。
ヨーグルトメーカーにはメリットもあれば、デメリットもあります。購入する際には以下をご参照ください。

4.キムチの食べ方
キムチはなにを選ぶかが重要です。
同じように見えても、味付けだけで発酵していないものがあります。
日本人は酸っぱいキムチは苦手なので、あえて発酵させないものもあります。
韓国製の「発酵しているキムチ」にはキムチ君マークがついてます。
また発酵しているキムチにはラベルに乳酸菌と書いてあります。
確認して購入しましょう。
また、一緒に食べると発酵パワーがアップする食材があります。
それは「海苔」です。
海苔に含まれている水溶性の食物繊維は乳酸菌のえさになり、活発化させます。
キムチというと口臭ですね。これから人に会うという場合などはやめた方がいいですね。
また多くの市販のキムチには塩分が非常に多く含まれているため、塩分を摂り過ぎないように分量に配慮したほうがいいいでしょう。
以上、納豆、キムチ、ヨーグルト 3大発酵食品を効果的に食べる方法でした。
コロナもまだまだ終息が見えません。寒くなるとインフルエンザも心配です。
少しでも腸内環境を整え、病原体に強い体をつくりましょう。