代替卵「ほぼたま」の成分は?タンパク質の量は?値段はいくらなの?調べてみました。

たんぱく質

物価の優等生と言われた「たまご」の価格が上がっています。ついこないだまで1パック10個入り200円弱、特売で100円を切ることもあったのに今や300円にもなります。そんな中、代替卵なるものが売り上げを伸ばしているようです。

健康大好きおじさんとしては、完全栄養食である卵の代わりになるのか非常に気になるところ。
いったい何でできているのか、またたんぱく質などの栄養素はどんなものがはいっているのか、そしてお値段はいくらなの?と調べてみました。

 

1.代替卵の種類

おもな代替卵としては、大手から発売されてるもので2つあります。1つはキューピーの「HOBOTAMA ほぼたま」です。「HOBOTAMA」には加熱用液卵風とスクランブルエッグ風の2種類あります。もう一つはカゴメのEver Eggです。

「HOBOTAMA」の加熱用液卵風は火を通して調理するための材料という感じ。パンケーキやプリンなどが作れます。「HOBOTAMA」のスクランブルエッグ風と「Ever Egg」はそのままスクランブルエッグのように食べることができます。

では、それぞれを見ていきましょう。

2.成分

代替卵といっても、卵は入っているのでしょうか。成分を比較します。

HOBOTAMA 加熱用液卵風
脱脂アーモンドパウダー(アメリカ製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白加水分解物加工品、ぶどう糖果糖液糖/ゲル化剤(増粘多糖類、メチルセルロース)、乳化剤、カロチノイド色素、香辛料抽出物、(一部にアーモンド・大豆を含む)

HOBOTAMA 加熱用液卵風の主な成分は脱脂アーモンドパウダーです。これに植物油脂と塩を加えどろどろにする成分を足して色付けしたものというところでしょうか。

HOBOTAMA スクランブルエッグ風
豆乳加工品(国内製造)、植物油脂、食塩、酵母エキスパウダー/トレハロース、加工でん粉、ゲル化剤(アルギン酸ナトリウム)、乳酸カルシウム、カロチノイド色素、増粘多糖類、調味料(アミノ酸)、香辛料抽出物、(一部に大豆を含む)

HOBOTAMA スクランブルエッグ風の主な成分は豆乳加工品(国内製造)です。こちらもこれに植物油脂と塩を加えどろどろにする成分を足して色付けしたものというところでしょうか。

Ever Egg
食用植物油脂(国内製造)、白いんげん豆ピューレー、にんじん濃縮汁、グラニュー糖、食塩、エンドウたんぱく/トレハロース、増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類)、乳酸カルシウム、ゲル化剤(アルギン酸ナトリウム)、酸化防止剤(ビタミンE)、香料

Ever Eggの主な成分は食用植物油脂です。白いんげん豆ピューレーも入っていますが、成分表示は量の多い順に記載されるので、植物油脂が多いはずです。

私の感想としては、いずれも植物性の原材料がメインとはいえ、いろんなものが使われているな、というところです。

では、多少の添加物は仕方ないとしても、肝心の栄養素はどうなのでしょうか。

ほぼたま加熱用液卵風ほぼたま
スクランブル
エッグ風
Ever Egg
内容量60g60g130g
エネルギー49kcal103kcal101kcal
たんぱく質2.6g1.3g1.2g
脂質2.8g7.8g5.9g
炭水化物3.3g6.8g11.7g
食塩相当量0.4g0.5g1.6g

思ったよりもたんぱく質が少ないです。

ちなみにネットでも普通に買えそうです。

3.価格

続いては価格です。どれがコスパが良いか比較してみます。

ほぼたま
加熱用液卵風
ほぼたま
スクランブル
エッグ風
Ever Egg
標準価格
(税込み)
182円214円2400円(5個セット)
1個あたり480円
1gあたりの価格3.03円3.56円3.69円
たんぱく質1g当たりの価格70円164.6円400円

 

コスパでは「ほぼたま 加熱用液卵風」が調理の手間がかかる分だけ有利なようです。でも、たんぱく質の量だけで比較すると、本物の卵にが到底及びません。

 

4.まとめ

思ったよりも材料に色々なものが使われているし、添加物も入っています。そして、一番重要視したい栄養成分であるたんぱく質が、卵1個約5gと比較してもとても少ないです。

スクランブルエッグであれば、簡単に作れますし、わざわざ買う必要があるのか疑問に思いました。これだと300円でも本物の卵を買ったほうがよさそうです。
でも、めちゃくちゃ美味しいかも。食べたことはないので結論付けるのは早いかもしれません。

あくまでも個人の感想です。興味のある方は一度お試しください。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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