ダイエットやボディメイクには、高たんぱく低脂質の食べ物が必要です。ではなにがいいのか?やっぱり鶏むね肉は最強かもしれない。最強の鶏むね肉を、おいしくかつ簡単に食べたい。なんと、炊飯器でできるらしい。最強食材の鶏むね肉を、炊飯器でサラダチキンにして美味しく食べる方法を試してみました。料理ができない人にもおススメです。
1.鶏むね肉がいい理由①
食べ物から摂取できるたんぱく質は、肉、魚、卵、乳製品などの「動物性たんぱく質」と大豆製品、きのこ、小麦、ブロッコリーなどの「植物性たんぱく質」に分けられます。「動物性たんぱく質」はアミノ酸スコアが高く体内への吸収率が95%以上で、「植物性たんぱく質」は体内への吸収率が80~85%です。
ではアミノ酸スコアとはなんでしょうか?
アミノ酸スコアとは、必須アミノ酸の食品中のバランスのことで、必要量の基準に対してどの程度含まれているのかを示す値のことです。
アミノ酸にはバリン、ヒスチジン、トリプトファン、スレオニン、ロイシン、リジン、イソロイシン、メチオニン、アラニンフェニルの9種類あります。
例えば、8種類のスコアが100で、残り1種類が50だと、その食品のアミノ酸スコアは一番低いスコアに引っ張られてアミノ酸スコア50の食品になってしまいます。
いくらたくさん食べても体に吸収されなければ、意味がありません。
アミノ酸スコアの高い動物性たんぱく質、それが鶏むね肉です。
2.鶏むね肉がいい理由②
鶏むね肉のいいところは、もう一つあります。それはコスパがいいということです。
動物性たんぱく質のお肉を食べておけば、なんでもアミノ酸スコアが高くて吸収されやすいんじゃないの?という事になりますが、動物性たんぱく質にはデメリットがあります。それは高脂質ということです。食べすぎるとカロリーオーバーしてしまいます。
また、たんぱく質は消化吸収スピードが速いほど効率よく筋肉がつくられますが、脂肪分が多いと消化吸収に時間がかかります。
つまりアミノ酸スコアの高い動物性たんぱく質で、脂肪分が少ないもの。その中でコスパの高いものを選ばないといけません。
では、高たんぱく・低脂質の動物性たんぱく質はどんなものがあるでしょうか。
おなじみの「鶏ささみ」が1位ですね。
では、コスパの観点ではどうでしょう?100gあたりのコスパが高く入手性もいいのが「鶏むね肉」です。マグロ赤身とか、たらとかを毎日食べるのは実際難しそうです。ツナ缶も100gとろうと思ったら1缶では済みません。やはり、コスパ観点では鶏むね肉が最強でしょう。
また、鶏むね肉には「イミダゾールペプチド」という疲労回復成分が含まれています。渡り鳥が1万キロ以上の長距離も飛べるのは、胸肉に含まれるイミダゾールペプチドが疲労を軽減させているからといわれており、人間での効果も実証されています。
筋トレで疲れた体を回復してくれる。まさにボディメイク・ダイエットに最強食材です。
3.高たんぱく低脂質の「サラダチキン」を作ってみた。
鶏むね肉からサラダチキンを作ってみましょう。サラダチキンは1回作れば冷蔵で2、3日保存が可能です。また、ちょっとしたアレンジでおやつ代わりに食べることもできます。お菓子をつまむ代わりにサラダチキンを食べれば、ダイエットダイエットも弾みがつきます。
①作り方
鶏むね肉の欠点は、「ぱさぱさ」なことです。美味しくないと食べる気はしません。塩麴はたんぱく質を柔らかくする効果があり、砂糖には保水効果があります。
たっぷりと塗っていきます。また、浸透するようにフォークで穴を「ぐさぐさ」開けます。筋繊維が壊れ硬くなりにくくなり、また加熱むらを防げます。
塩麴と砂糖を塗った鶏むね肉をジップロックなどの密閉袋に入れ、熱湯はった炊飯器に入れます。
浮いてきてしまう場合は、耐熱皿をいっしょにいれてしまいましょう。保温スイッチを押して1時間まちます。
しっとり柔らかサラダチキン プレーンタイプのできあがりです。しっかりと中まで火が通っていますが、焼いたときのように固くなりません。めちゃくちゃ簡単です。このままで食べても美味しいです。
柔らかさのポイントは塩麴です。小分けで使いやすい塩麴はこちらです。
新庄 塩麹(200g)
②おいしい食べ方
せっかくのサラダチキンなので、美味しく食べたい。でも面倒なのでこれ以上調理はしたくないです。ただ単にかけるだけのメニューを試してみました。
まずはS&Bの「料理用カレー」と「シラチャーソース」です。カレーは鶏肉に合います。コショウのようにパラパラと振りかけられるので便利。シラチャーソースは、タイのシーラーチャー郡に由来すると言われるチリソースです。
左がカレーで右がシラチャーソースです。シラチャーソースは、以前TVでさっしーが美味しいと言ってたので買ってみました。見た目ほど辛くなく、かけるだけでアジアンテイストの本格的な一品になります。
ネットでも買えます。マヨネーズとまぜてソースにしてもよさそうです。
続いてはアウトドア専用スパイス調味料の「マキシマム」と「ほりにし」です。お肉にかけるだけで、美味しくなるスパイスです。
原材料名を見ますと、入っている量の順に記載されているのでなんの味が強いかがわかります。
「マキシマム」は、食塩、胡椒、コーンスターチ、ガーリック粉末、醤油・・・
「ほりにし」は、食塩、ガーリック、黒コショウ、レッドベルペッパー、粉末醤油・・・
「ほりにし」の方が若干和風な感じがします。
左が「マキシマム」で右が「ほりにし」です。おつまみに最高です。味が濃いので、ほんのちょっと振りかけるだけでいい感じになります。
まあ、お肉に合うのでお試しください。塩コショウだけだと物足りないですが、これで一気におつまみ度がアップします。
中村食肉 マキシマム 140g
ミモナ アウトドアスパイスほりにし 100g
最後はちょっとだけ、手の込んだタレを作ってみましょう。ごま油、梅肉(チューブ)、醤油、冷凍きざみねぎをそれぞれ適量混ぜるだけで激ウマたれができちゃいます。
完全な一品料理が出来上がります。中華料理店ででてくるメニューという感じ。酸っぱめが好きな方はは梅を多めで。ボディメイクのためには、たんぱく質の吸収の邪魔にならないようにごま油は少しにしましょう。
いかがでしたか?鶏むね肉をコスパよく炊飯器でサラダチキンにして、料理のできない人でも簡単においしく食べる方法でした。やってみると驚くほど簡単です。おかずの一品としてだけでなく、常備菜として冷蔵庫に入れて置き、三食の合間の小腹空いたときにもいいと思います。でも、味の変化が楽しくて、すぐに全部食べちゃうと思いますよ。。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。