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イオンvsマツキヨ たんぱく質15gのコスパ最強のプロテインバーはこれだ!

たんぱく質

最近はやりのプロテインバー。よく見るとタンパク質の量がいろいろあります。どうせならば15gのものをコスパよく買いたい。コンビニでは森永やアサヒのプロテインバーをよく見かけますが、イオンとマツキヨにも15gのものが売っています。これって実際どうなの?安いけどなにが違うの?ということで、プライベートブランド系2種のたんぱく質15gプロテインバーを徹底的に分析してみました。

1.パッケージ

比較対象は以下の2つです。お菓子メーカーのものよりも、コスパが高いプライベートブランド(PB)品を中心に比較してみます。

1)イオン TOPVALU プロテインバー シリアルチョコ

2)MATSUKIYO LAB(マツキヨ ラボ) PROTEIN BAR CHOCOLATE

まずはTOPVALU プロテインバーのパッケージです。赤がベースで白文字でPROTEINが目立ちます。これアサヒのプロテインバーを意識しているようにも見えます。また、たんぱく質の量をはっきりとアピールするように大きめに15gと記載されています。商品の質感がわかるように、中身の写真も載っています。

TOPVALU(上)とアサヒ(下)、似た感じですね。

 

一方のマツキヨラボのパッケージです。黒がベースで文字は控えめです。ただし、プロテイン15gはしっかりアピールしています。こちらも商品の質感がわかるように、中身の写真が載っていますがしっかり輪切りにした状態です。チョコの厚さとパフの感じがわかりやすいです。この手法は森永をまねしているかもしれません。

マツキヨ(上)と森永(下)です。どちらも商品写真の輪切りを右端にの載せています。

matsukiyo LABブランドの商品は、“マツキヨスラッシュ”と呼ばれているロゴの斜め19度をすべてのパッケージデザインに採用しています。これはマツキヨプライベートブランドの証とのことです。

2.製造委託先

続いて製造委託先です。プライベートブランド(PB)とは、スーパーなどの小売業が企画と販売を担い、生産は別の会社に委託して製造する商品のことです。そこで重要になってくるのが、企画した商品を実現できる技術と品質を確保できる工場でなければいけないということです。安かろう悪かろうではいけない訳です。

イオンのプロテインバーですが、製造は株式会社スイーツ・スイーツという熊本にある会社です。こちらはパンの製造を行う株式会社フランソワのグループ会社であり、ケーキやシュークリームなどのスイーツを数多く製造・販売しています。九州地区ではオリジナルの商品も販売しているようです。
http://sweets-s.jp/

 

一方のマツキヨのプロテインバーですが、製造は埼玉県にある平塚製菓株式会社という明治34年創業の会社です。こちらは2000年から製造委託(OEM)に業態を切り替えて運営しています。ユーザーからの品質・衛生ニーズに応えるため、国際規格である食品安全マネジメントシステムISO2200を取得しています。
https://www.hiratsuka-seika.co.jp/index.php

いずれの製造委託先も、直売所やアウトレット販売所を持っており、いろいろな種類のスイーツ販売している実績のある企業です。

また、マツキヨはリブ・ラボラトリーズ株式会社に販売委託をしています。企画をマツキヨとリブ・ラボラトリーで考え、製造を平塚製菓に委託し、販売をリブ・ラボラトリーが請け負っています。そのため、パッケージング裏の問い合わせ先は、リブラボラトリーになっています。

このマツキヨの3社体制がコスト構造に影響するのか、どうかです。
そもそもPB(プライベート ブランド)とは、小売店が企画から仕様作成まで行い、製造を外部の工場に委託してつくられた商品です。この企画自体を外部に委託しているマツキヨは、純粋なPBよりもコストはかかってしまうかもしれません。

3.成分

成分の比較です。

イオン TOPVALU プロテインバー シリアルチョコ
1本あたり36g:エネルギー172kcal  たんぱく質15g  脂質9.0g  炭水化物8.8g( 糖質6.7g 食物繊維2.1g )食塩相当量0.4g

MATSUKIYO LAB(マツキヨ ラボ) PROTEIN BAR CHOCOLATE
1本あたり36g:エネルギー176Kcal たんぱく質 15.4g 脂質 9.1g 炭水化物9.3 g(糖質8.5g 食物繊維0.8g)食塩相当量 0.6g

ほぼ同じような内容です。イオンの方が若干、食物繊維が多いというところでしょうか。全く同じ量なので食物繊維が多い方が腹持ちはいいかもしれません。

メーカーが作るナショナルブランド(NB)の中で、メジャーな2品とも比べてみます。どちらもたんぱく質15gでコンビニやスーパーでよく見かけるものです。

アサヒ 1本満足PROTEIN
1本あたり39g:エネルギー172kcal  たんぱく質15g  脂質8.5g  炭水化物12.1g( 糖質11g 食物繊維0.4~1.8g )食塩相当量0.3g~0.6g

森永inPROTEIN BAR ベイクドビター
1本あたり43g:エネルギー 199Kcal たんぱく質 16.2g 脂質 10.7g 炭水化物12.8 g(糖質6g 食物繊維6.8g)食塩相当量 0.10~0.51g

森永は43gと最も量が多く、カロリーも高いです。表のパッケージはたんぱく質15gなのに、裏面は16.2gともっとも量が多いです。(これはなぜでしょうか?)
このベイクドビタータイプ、ちょっと前までははたんぱく質10gでした。競合を意識して改良しています。

さらに表面に「自社製品比で糖質40%オフ」とあります。これもアサヒが糖質11gで森永が6gなので、アサヒを意識しているかもしれないでね。

また、イオンのパッケージの裏面を見ると、V.C、V.Eなどの記載があります。V.CとはビタミンCでV.EとはビタミンEのことです。量の記載はないですが、イオン TOPVALU プロテインバー シリアルチョコにはビタミンC、E、B1、A、B6、B2、D、B12が入っているようです。

一方のマツキヨにはビタミンの記載はありません。

ナショナルブランド2社にはビタミンの量まで記載があります。ボディメイクにビタミンは欠かせないので、あるほうがありがたいです。

しかしながら、森永は甘味料にスクラロースを使っています。スクラロースは国に使用を認められた甘味料で、多くの味付き粉末プロテインにも入っています。しかしながら、危険性を唱える説もあります。わたしは避けるようにしています。

成分比較すると、イオン TOPVALU プロテインバー シリアルチョコはお菓子メーカーのメジャー2社に負けていないことがわかります。

4.価格

続いては価格です。イオン98円(税込み105.8円)、マツキヨ128円(税込み138円)です。

イオンが圧倒的なコストパフォーマンスを実現しています。製造品の原価は、購入量や販売量に関係してきます。そのため大量に材料を購入し、大量に販売できるところが最も安く作れます。全国のイオン系の販売網であれば、相当な数が見込めるでしょう。
イオンは46都道府県で3173店、マツモトキヨシは1717店です。この点からもイオンが有利に思えます。
イオングループ店舗一覧 | AEON.com

プライベートブランド(PB)商品の良さとして、小売側が自社の販売網でさばける数量を計算し、その分の原材料を一括で大量仕入れしてから工場へ卸して調達コストを抑えることができます。また、委託先の工場が、自社商品を作っていない生産ラインが空いている時期に計画的に製造してもらうことで製造コストを下げることもできます。

ナショナルブランド(NB)といわれるメーカーが作った商品に対しても圧倒的に有利です。小売店側はナショナルブランドを販売する際、当然ながらメーカーからの仕入れ価格がわかります。つまり、プライベートブランドを企画する際、どれくらいの製造原価で作れば利益が出せ、どれくらいの価格であれば消費者に手に取ってもらえるかの価格設定が自由にできます。さらに広告宣伝費をかけずに自分の店舗に置くことができます。

では、ナショナルブランド(NB)のメジャー2品の価格はどうでしょうか。
アサヒ138円(税込み149円)、森永150円(税込み162円)と高めの設定になっています。当然、NBが市場へ先に売りだされているので、PB勢は下回った価格設定をしてきます。

アサヒ 1本満足バー プロテインチョコ(1本)の最安値はこちら
森永製菓 inバー プロテイン ベイクドチョコ 12本入の最安値はこちら

昔は自社工場での品質の安定性がナショナルブランド(NB)のメリットでしたが、最近は品質基準の国際規格を取得した工場などで生産しており、品質が遜色ないものになっています。この面からも、NBメーカーはより独自性の強い商品でないと、勝負しにくい時代になってきていると言えます。

イオン TOPVALU プロテインバー シリアルチョコが圧倒的なコストパフォーマンスを実現できる状態にあることがわかります。

5.味

続いて「味」です。正直、味って好みの要素が強いと思っています。どれだけクセがなく万人受けして「おいしい」と思ってもらえるか。いずれもチョコレート味。わたし、別々に食べてもそんなに明確に覚えてられないです。ということで、メジャーどころの2種類も一緒に食べて、比較してみることにしました。かなり主観が入りますがご参考ください。

ここで注目すべきは「名称」です。商品には「名称」というものを掲示する義務があり、裏面のラベルを見ると必ず記載があります。

TOPVALUの場合、「名称:チョコレート菓子」です。マツキヨの場合、「名称:栄養調整食品」です。

チョコレート菓子:
「チョコレート」とはカカオ分が35%以上、あるいはカカオ分21%以上でカカオ分と乳固形分の合計が35%以上のチョコレート生地を全重量の60%以上使用したもののことです。  「チョコレート菓子」とはチョコレート生地が全重量の60%未満(下限あり)で、ナッツや、ビスケットなど他の食材と組み合わせたチョコレート加工品のことです。

栄養調整食品:
栄養調整食品 など 平成8年の栄養表示基準創設以前の制度において、健常人向けに「補給できる旨の 表示」をすることが許可されていた食品。

つまり、チョコレート感を感じたいのであれば、チョコレートの使用量に規定にある「チョコレート菓子」を選ぶ方がよいと思われます。

では実食です。家族であーだこーだ言って比較しました。

 

イオン TOPVALU プロテインバー シリアルチョコの味評価
普通のチョコに比べたらビターかもしれませんが、「名称:チョコレート菓子」ということもあり、4つの中で一番チョコレート感が強くダークチョコを食べてる感じです。味濃いめです。パフも大粒でサクサクしてます。チョコが好きな人にはプロテインバーを意識せずにチョコレート菓子として食べられます。ただし、高カカオポリフェノールのチョコが苦手な人には1本食べるのはしんどいかもしれません。

 

MATSUKIYO LAB(マツキヨ ラボ) PROTEIN BAR CHOCOLATE
苦みはありません。甘みも強くないです。名称が「チョコレート菓子」ではなく、「栄養調整食品」ということも関係しているかもしれません。明らかにイオンに比べると薄味で、チョコレート感は弱いです。ただ食べやすいので、たくさん食べられるという事も言えます。

 

アサヒ 1本満足PROTEIN
こちらは「名称:チョコレート菓子」ということもあり、マツキヨより濃いめです。でもイオンよりも甘さも苦さも少なく、さっぱりしている印象。チョコというよりもチョコクッキーです。食べやすいので、1本連続で食べきることができます。

 

森永inPROTEIN BAR ベイクドビター
こちらは「名称:栄養調整食品」です。個人的には4種類の中で一番食べにくいです。パフが入ってなく粉っぽいので、水分なしでは食べるのがきつい。口の中がぱさぱさになってしまいます。まずくはないですが、比べてみて気が付きましたが、正直ちょっと選ばないかな。

ちなみに商品レビューに「凍らせると美味しい」という意見もあったので、やってみましたが、それぞれ味の濃さが薄くなる感じです。TOPVALU プロテインバー シリアルチョコもかなり食べやすい甘さになります。決して食べられない固さにはなりません。夏はおすすめかも。

6.まとめ

結論としてPB、NB含めても圧倒的にTOPVALUのプロテインバーは「買い」です。

 

①プロテイン15gの商品でもっとも安い105.8円である。
②マツキヨにない「ビタミン類」が入っていて、さらにマツキヨより「食物繊維」が多い。
③森永に入っている気になる「人工甘味料(スクラロース)」が入っていない。
④チョコレート味のお菓子として食べても遜色のないおいしさ。

みかけたら買いだめするべきです。なるほど売り切れるわけです。
かなり主観が入っていますので、実際はご自身でお試しいただくのがいいかと思います。わたし、イオンとは何の関係もございませんww。

ちなみにイオンのプロテインバーは6種類発売されています。その中で何がおすすめか、という記事がこちらです。

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最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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