カップヌードル対決「塩分控えめPRO」と「高たんぱくPRO」健康にいいおススメはどちら?

ダイエット

カップヌードルからPROシリーズとして塩分控えめタイプがリリースされています。塩分控えめっていうけど、どれほどの量が減塩されているの?味は薄くないの?高たんぱくPROもあるけど、どっちが健康にいいの?50代のおじさんが食べるのには、どちらがいいのか比較してみました。

1.味の比較

まずは味の比較をしていきます。「塩分控えめPRO」が薄味ではないのか気になるところです。明確に違いがあるのでしょうか、確認していきましょう。

①具の違い

具の違いです。ふたを開けてみると明らかに具の量が違います。
「塩分控えめPRO」は謎肉とエビが少なめです。目視できる限りですと、謎肉5個、エビ5個入ってます。たまごは同等程度入っていました。

 

 

「高たんぱくPRO」は塩分控えめPROと同じくらいの量です。ただし、この謎肉にプロテインが含まれていますので、量は少なくても高たんぱくです。

 

具が一番多いのは通常の「カップヌードル」です。内容量も多いため、カップの上部まで具がせりあがっています。そしてエビも謎肉もゴロゴロ入っています。謎肉は10個入ってました。16円安いのにもかかわらず、一番具のボリュームを楽しむことができます。

純粋に具が入っているのが嬉しい方は、通常のカップヌードルがいいと思います。

②麺の違い

麺を比較します。見た目はほとんど違いがないです。こちらは「塩分控えめPRO」です。食感も特に違和感を感じません。普通のカップヌードルです。

 

「高たんぱくPRO」は食べた時に若干つるつる感がありません。繊維質が多いからでしょうか?でも比べないとわからないレベルです。

 

通常の「カップヌードル」は、いつものつるつる、安定した美味しさです。

3つとも気になるほどの違いはありません。美味しくいただけます。

③味の濃さ

つづいては味の濃さです。問題は「塩分控えめPRO」ですが、どんなもんでしょうか?

上がカップヌードル、右下が塩分控えめPRO、左下が高たんぱくPROです。

お湯の量はそれぞれきっちりと内側の線までいれましたが、3つの中では明らかに「塩分控えめPRO」は薄味でした。比較すると通常「カップヌードル」は味が濃くて、スープを全部飲むのはきついと感じます。一方の「塩分控えめPRO」であれば、全部飲めそうです。「高たんぱくPRO」は通常「カップヌードル」と同じ味の濃さに感じます。

私の好みは「塩分控えめPRO」です。濃すぎずちょうどいい感じでした。

2.栄養成分

つづいては気になる3種類の栄養成分を比較してみましょう。微妙に1食の量が異なります。また通常「カップヌードル」は炭水化物の内訳である糖質と食物繊維の量が不明でした。

塩分控えめPRO高たんぱくPROカップヌードル
標準価格230円230円214円
1食の量73g74g78g
カロリー311kcal274kcal351kcal
たんぱく質10.1g15.2g10.5g
脂質14.2g16.8g14.6g
炭水化物41.9g35.4g44.5g
糖質35.4g15.3g不明
食物繊維6.5g20.1g不明
食塩相当量2.9g
麺・かやく1.3g
スープ1.6g
4.8g
麺・かやく2.1g
スープ2.7g
4.9g
麺・かやく2.4g
スープ2.5g
ビタミンB10.14mg0.22mg0.19mg
ビタミンB20.23mg0.40mg0.32mg
カルシウム698mg105mg105mg
ビタミンD6.9㎍

意外にも脂質が多いのは「高たんぱくPRO」なんですね。

成分は以下リンク先を参考にしています。
商品情報|カップヌードル|CUPNOODLE

①気になるポイント「塩分」

さて、塩分はどれだけ違うのでしょうか。
一般的に1日の推奨摂取量は男性で7.5g未満、女性で6.5g未満です。ただし実際は男性で11g、女性で9.3gであり、通常の食事をしていると塩分を多くとりがちなのがわかります。

カップヌードルをスープまで飲み干すと塩分は4.9gもあり、1日の推奨摂取量のうち男性なら65%、女性なら75%にもなってしまいます。

塩分控えめPRO高たんぱくPROカップヌードル
食塩相当量合計2.9g

麺・かやく1.3g
スープ1.6g

合計4.8g

麺・かやく2.1g
スープ2.7g

合計4.9g

麺・かやく2.4g
スープ2.5g


もし、「塩分控えめPRO」であれば、スープを飲み干しても1日の推奨量の男性で39%、女性で45%になります。スープを飲まなければ男性で17%、女性で20%まで減らすことができます。

普通の食事をしていても多くなりがちな塩分なので、外食が多い方であればなおさらです。3つとも味に違いを感じませんでしたので、「塩分控えめPRO」を選ぶのがいいと思います。

 

②気になるポイント「カロリー」

続いてはカロリーです。「高たんぱくPRO」がもっともローカロリーです。

塩分控えめPRO高たんぱくPROカップヌードル
カロリー合計311kcal

めん・かやく
283Kcal
スープ
28kcal

合計274kcal

めん・かやく
236Kcal
スープ
38kcal

合計351kcal

めん・かやく
327Kcal
スープ
24kcal


とはいえ、「カップヌードル」と「高たんぱくPRO」の差で77kcalしかありません。

1日に必要な摂取カロリーは、年齢や運動をしているかどうかでも変わりますが男性50代で2200~2950kcal、女性50代で1650~2250kcalです。このうち77kcalですから誤差の範囲ではないでしょうか。さらにスープを飲む量を減らせば、もっとその差は縮まります。そんなに気にしなくてもいいように思います。

③気になるポイント「たんぱく質」

つづいてはたんぱく質です。「高たんぱくPRO」は通常版の1.5倍です。これは大きい。

塩分控えめPRO高たんぱくPROカップヌードル
たんぱく質10.1g15.2g10.5g

でもですね、実は「高たんぱくPRO」はスープを全部飲み干して15.2g摂取が可能になります。スープに何グラムのたんぱく質が入っているのかはわかりませんが、おそらく2,3gはあるのではないでしょうか。

となると、たんぱく質を15gのために、塩分の多いスープを全部飲まなければなりません。塩分は4.8g入っていますので、1日の推奨摂取量のうち男性なら64%、女性なら74%にもなってしまいます。2,3gのたんぱく質のために、あきらかに塩分とり過ぎになってしまいます。「高たんぱくPRO」でスープを飲み干す行為は、できればやめたほうがいいのではないでしょうか。

 

「高たんぱくPRO」についての詳しい記事はこちらです↓

たんぱく質15g!日清カップヌードルPROは「買い」ですが、スープの塩分には注意がいるかも。
最近のプロテインブームはついにカップラーメンの世界にもやってきました。ラーメンってボディメイクには大敵な食べ物。ラーメン食べてプロテインが摂れるならば、これはうれしい。そんなラーメンがカップヌードルPROです。でも、味はおろそかなものになっ...

 

④気になるポイント「カルシウムとビタミンD」

続いては「塩分控えめPRO」の特徴でもあるカルシウムとビタミンDについて見ていきましょう。1日のどれくらいの摂取量になるのでしょうか。

カルシウムは1日に男性で750mg、女性で650mgが必要といわれています。とくに女性は高齢になるほどカルシウムをとらないと骨粗しょう症になるリスクがあります。「塩分控えめPRO」には698mg含まれていますので、1日の必要量の男性93%、女性107%にも達します。

塩分控えめPRO高たんぱくPROカップヌードル
カルシウム698mg105mg105mg
ビタミンD6.9㎍

また、ビタミンDも1日の必要量は8.5μgです。「塩分控えめPRO」には6.9μgはいっていますので、1食でこれだけ取れれば十分ではないでしょうか。

参考:ビタミンDの働きと1日の摂取量 | 健康長寿ネット (tyojyu.or.jp)

 

3.まとめ

最後にまとめです。3つ比べてみましたが、私は「塩分控えめPRO」をおススメします。

理由
①味の面ではどれも変わりなくおいしい。個人的には塩分控えめPROくらいの薄さで十分。

②現代人が摂り過ぎである1日の塩分摂取量は極力減らすべき。塩分控えめPROは1日の塩分摂取推奨量の男性で39%、女性で45%に抑えられる。さらにスープを飲まなければ男性で17%、女性で20%まで減らすことができる。

③たんぱく質は高たんぱくPROが多いが、15gとるためにはスープを全部飲まなければいけない。全部飲むのは大変。スープを残すのであればとれるたんぱく質も2,3gしか変わらなくなるので、脂質の多い高たんぱくPROよりも塩分控えめPROがいい。

④1日に必要なカルシウムとビタミンDの大半の量が摂取できるのは、塩分控えめPROだけ。

塩分控えめPROの味の濃さが物足りなかったら、お湯の量を減らせば解決します。ということでトータル的に塩分控えめPROをおススメします。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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